サステナブルファッションとは
SUSTAINABLE
FASHION
ファッション
産業の現在地
衣服が貴重品から
身近な存在へ
自分が着る服を自ら作っていた時代、衣服は非常に貴重なものでした。原材料となる植物を栽培・採取し、糸を紡ぎ、生地を織り、針を通して1着を仕上げるには長い時間が必要でした。産業化が進む中で衣服は作るものから購入するものへと変化しますが、新しい服を次々に手にできたのは一部の特権階級でした。その後、技術開発と効率化により、現代では多くの人が気軽に衣服を購入し、ファッションを楽しめるようになっています。
大量生産時代に
問われる責任
一方で、より多く効率的に衣服を生産する中で、課題も生まれています。
生産工程では、多くの水やエネルギーを使用するため、生産量の増加に伴って自然環境への負担が大きくなっています。例えば、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出について、少なく見積もって2%、多く見積もって8%が衣服を作ることに由来していると言われています。
気軽に購入できるようになったことで、手放すことも容易になり、衣服の消費スピードが加速しています。日本では、手放された衣服の62%が焼却・埋め立てされています。服から服へリサイクルされるのは1%未満と言われており、循環できていません。
低価格化が進む中で、生産の現場で働く方々がしわ寄せを受けている可能性もあります。服を作るには、原材料の調達から、紡績、織布、編み立て、染色、裁断、縫製など、複数の国を超えて、多くの人々が携わることになります。各工程で働く人々の労働環境が安全なものであるのか、適正な賃金が支払われているかにも目を配る必要があります。
これからも、ひとりひとりがファッションを楽しめる状態を続けていくために、どのように服を作り、購入し、使い、手放し、循環させていくのか。企業・生活者・行政が共に考える時がきています。
ジャパンサステナブル
ファッションアライアンスが
目指す未来
企業連携による
サステナブルな産業への転換
ジャパンサステナブルファッションアライアンス(JSFA)は、繊維・ファッション産業に携わる企業が集まり、サステナブルなファッション産業への移行を推進するために、今、そしてこれから何をすべきかを話し合い、行動する企業連携プラットフォームです。各企業でサステナビリティへの取り組みが進む中、個社では解決が難しい課題に対し、共同で解決策を導き出すために共有するビジョンを描いています。
脱炭素・資源循環・人権に
関する具体的行動
気候変動への対策として、原因となる温室効果ガスの排出量を減らすことに努めます。そのために、まず全会員企業がScope3までの算定を実施することを目標に置いています。現状把握をすることで、減らすべき工程は何か、どのような対策ができるのかを検討することができるからです。削減に向けては、個社でできる取り組み、企業連携でできる取り組みを推し進めながら、民間では対応しきれない課題について、政策提言を実施します。
労働環境の適正化に向けて、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持し、これに基づき人権尊重の取り組みを推進します。
循環システムの構築に向けて、各工程ごとに目指すべき状態を言語化し「理想の資源循環像」として公表しています。技術や制度のイノベーションも必要ですし、商習慣や消費行動など、意識や行動の変化も必要です。多様なステークホルダーの皆様と連携し、よりよい未来をつくっていきたいと考えています。
理想の資源循環像
生活者
服づくりそのものやサステナブルファッションへの理解が深まり、生活者としてできるアクションが実践される
企業やシステム全体
資源循環の仕組みの経済性が担保され、再生素材・製品の需要供給が適正化されている
より詳しく知りたい方へ
ジャパンサステナブルファッションアライアンスのパブリックパートナーの皆様が公開している
サステナブルファッションに関するウェブサイトのリンクを掲載します。より詳細な情報をお探しの方はこちらもご覧ください。
