株式会社アシックス、株式会社アダストリア 、伊藤忠商事株式会社、倉敷紡績株式会社、株式会社ゴールドウイン、帝人フロンティア株式会社、東レ株式会社、豊島株式会社、日本環境設計株式会社、株式会社ユナイテッドアローズ、株式会社良品計画の11社(五十音順)は、この度「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(英文名:JAPAN SUSTAINABLE FASHION ALLIANCE 略称:JSFA)」(以下「本アライアンス」)を2021年8月に設立しました。事務局は一般社団法人unisteps、伊藤忠ファッションシステム株式会社が務め、パブリックパートナーとして環境省など関係行政機関・団体が参加予定です。ファッション産業は、CO2排出量や水質汚染等(*衣服を一着製造するのに排出される二酸化炭素は約25.5kg、水の消費量は約2,300Lと推計されています。)、自然環境への悪影響や、生産過程における労働環境の不透明性等が課題として指摘されており、早急な変革が求められています。また、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、大量生産・大量消費・大量廃棄から脱却し、新たな産業構造に転換していく必要があります。こうした背景から、2020年12月から2021年2月に、環境省「ファッションと環境」タスクフォースにより4回の勉強会が開催されました。業界と生活者が一体となったサステナブルファッションの促進に向けて、環境省及び企業の取組状況、業界全体の課題、課題解決を共有し、企業が連携して取り組むアイデアや、環境省への提案などについて議論が行われました。すでに、各社で様々な取組は進められていますが、業界と生活者が一体となってサステナブル ファッションを促進していくためには個社だけの取組では限界があり、業界を横断して解決策を導き出していくことが必要です。こうした経緯から、勉強会参加企業の呼びかけにより、今後の企業連携のプラットフォームとして本アライアンスの設立に至りました。本アライアンスは、ファッション産業が自然環境や社会に与える影響を把握し、ファッション及び繊維業界の共通課題について共同で解決策を導き出し、「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」を目標に、サステナブルなファッション産業への移行を推進することを目的としています。会員企業は定期的に会議を開催し、サステナブル ファッションに関する知見の共有、ファッションロスゼロとカーボンニュートラルに向けた協働、生活者との双方向なコミュニケーション、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題の改善などのために必要な政策提言を関係省庁に行います。会員企業は以下にコミットし、本アライアンスを通じてサステナブルなファッション産業の実現に向けて取り組んでまいります。 パリ協定に賛同し、脱炭素型へのビジネスの移行を促進する。(逆行する事業については脱却に努める) 2050年迄のネットゼロ宣言やRE100、EP100, EV100等への参加に努める。 サプライヤー・顧客に働きかけ、バリューチェーン全体の透明化に努める。 適量生産・適量購入・循環利用を推進する。 アライアンスの一員として、政策関与やサステナブルファッションの協働に賛同・協力する。■ジャパンサステナブルファッションアライアンスについて<会員企業> ※8月19日時点正会員企業:株式会社アダストリア 、伊藤忠商事株式会社、倉敷紡績株式会社、株式会社ゴールドウイン、帝人フロンティア株式会社、東レ株式会社、豊島株式会社、日本環境設計株式会社、株式会社ユナイテッドアローズ(五十音順)賛助会員企業:株式会社アシックス、株式会社良品計画(五十音順)<共同代表> 伊藤忠商事株式会社、株式会社ゴールドウイン、日本環境設計株式会社(五十音順)<設立日> 2021年8月3日