2024年3月22日、環境省の「令和5年度製品・サービスのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量算定・表示推進事業委託業務」の支援を受け、一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)と連携し「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定方法基本ガイドラインに関する業種別解説(ファッション産業)」をとりまとめました。本ガイドラインは、「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定方法 基本ガイドライン(環境省・経済産業省)」を補完するものとして、「アパレル製品のScope3カテゴリー1(購入した製品・サービスの繊維製品)」の算定方法と、企業の取組事例を掲載しております。本解説はファッション産業として解釈の1つや算定方法の一例であり、それらを一義的に定めるものではありません。本ガイドラインでは、以下2点の理由により、今回の対象をアパレル製品のscope3カテゴリー1の繊維製品に限定しております。両団体会員企業より、Scope3カテゴリー1の算定、ひいては削減に関する課題が多く挙げられたこと最終製品のGHG排出量算定は、サプライチェーンの多くの範囲のGHG排出量をカバーすること解説範囲は部分的となりますが、上記ポイントをカバーすることにより、温室効果ガスの削減に向け、まずは「測る」ことを会員企業はじめアパレル業界全体で取り組んでいただけますよう、ガイドラインがその一助となりましたら幸いです。本ガイドラインは今後も検討を重ねていく予定です。関係各位からの忌憚のないご意見をお願いいたします。同解説書が、ファッション産業界の多くの企業で活用され、GHG排出量算定および削減が進むことを願います。「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定方法基本ガイドラインに関する業種別解説(ファッション産業)」をご希望の方は、ダウンロードフォームよりご申請をお願いいたします。